どうも、えれなです。
今回は、フリーランスにおすすめのクレジットカードをご紹介します。
これまで個人向けのクレジットカードを利用してきた方は、「わざわざ法人カードを作る必要ってあるの?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、フリーランスが法人カードを持つメリットを解説した上で、後悔しないクレジットカード選びのポイントについてもお伝えいたします。
・法人カードを作った方がいいか悩んでいる方
・法人カードと普通のクレジットカードの違いが分からない方
・フリーランスになりたてで、法人カードの審査を突破できるか不安な方
こんなお悩みを抱えている方は必見の内容になっていますので、ぜひ、最後までご覧ください。
フリーランスに事業用カードは必要?
そもそも、「フリーランスでも法人カードが必要なのか?」といった疑問がありますよね。
まずは、フリーランスが法人カードを持つメリットについて解説します。
普通のカードと法人カードの違い
法人カードとは、企業や個人事業主向けに発行されるビジネス用カードで、これに対し、普通のカードは個人用カードといいます。
法人カードは、事業において使いやすいサービスになっており、
・ビジネス向けの付帯サービスがある
・利用限度額が大きい
・キャッシング機能がない
・一括払いのものが多い
・引き落としを法人口座にできる
といった点が個人カードとの違いです。
こういった特徴を理解したうえで、法人カードを作るかどうかを検討してみてください。
個人事業主やフリーランスが法人カードを持つメリット
法人カードと個人カードの違いも踏まえ、フリーランスが法人カードを利用することで、
▼個人事業主がビジネスカードを利用するメリット
・年会費の経費計上が簡単
・会計ソフトとの連携で仕訳・確定申告が楽になる
・ビジネス向け優待・サポートや海外・国内旅行傷害保険等の付帯サービスが利用可能
・個人事業主・フリーランスの経費支払いでポイントやマイルが貯まる
・引き落とし口座に屋号付き口座を指定可能
・資金繰りしやすくなる
といった6つのメリットがあります。
では、それぞれ解説していきます。
年会費の経費計上が簡単
前提として、年会費に限らず経費計上できるのはビジネスに係る費用のみなため、個人用のクレジットカードの年会費を経費計上したときに、プライベート利用とビジネス利用の判断が難しく、全額経費計上できない場合や税務署から指摘が入る場合があります。
一方、法人カードはビジネス利用を前提に発行されるため、基本的に年会費は全額経費計上が可能です。
会計ソフトとの連携で仕訳・確定申告が楽になる
プライベートでの利用を個人カード、経費の支払いを法人カードと分けておくことで、仕訳や会計処理、確定申告が楽になります。
また、年会費1,000円台でクラウド会計ソフトを割引価格で利用できる特典がついている法人カードもあるのでお得です。
ソフトによっては、法人カードと連携して利用明細を自動仕訳できるサービスもあり、経費処理に係る時間を削減したい方におすすめです。
ビジネス向け優待・サポートや海外・国内旅行傷害保険等の付帯サービスが利用可能
ビジネス向けの優待・サポートや海外・国内旅行傷害保険などの付帯サービスを利用できる法人カードもあるので、出張が多い方や旅行好きの方にオススメです。
フリーランスの経費の支払いでもポイントやマイルが貯まってお得
法人カードの多くはポイント制度があり、経費の支払いでポイントが貯まります。
最近ではポイント還元率の高い法人カードが増えたので、個人カードと同じくらいのポイント還元率で利用することが可能です。
引き落とし口座に屋号付き口座を指定可能な場合も
屋号付きの銀行口座が指定可能な場合があります。
法人カードの利用代金の引き落とし先を屋号付き口座にしたい方は、屋号付き口座を引き落とし先に指定できる法人カードの方が資金の管理がより楽になるためおすすめです。
資金繰りしやすくなる
クレジットカードの支払いは、支払いから引き落としまで通常1ヶ月以上の期間が設けられているため、急な支出や予期せぬ経費にも対応しやすくなります。
また、分割払いや柔軟な支払いオプションが用意されているカードもあるため、現金払いで対応するよりも資金管理がしやすくなります。
ただし、法人カードの場合、一括払いしか使用できないカードもあるので、事前に確認しましょう。
以上が、フリーランスが法人カードを作るメリットですが、
・クレジットカードと比較して年会費無料の法人カードは少ない
・一部のビジネスカードは個人カードと利用限度額が共有される
といったデメリットもありますので、ご自身に合ったカードを選択してください。
法人カードを選ぶ際の注意点
フリーランスがクレジットカードを選ぶ際には、以下の点を確認するようにしましょう。
・年会費
・ポイント還元率
・利用可能額
・支払い方法
・キャッシング枠
・必要提出書類
・開業から日が浅くても作れるか
・付帯・割引サービス
・経理処理が楽になるか
それぞれ解説していきます。
年会費:サポートや付帯サービスのコスパ
法人カードの中には、年会費無料で利用できるものから年会費10万円超えのものまでいろいろあります。
申し込む前にしっかりと年会費をチェックし、その金額を払う価値があるかどうかを検討してください。
年会費が高く設定されているビジネスカードの場合、その分だけサポートや付帯サービスが手厚くなっていることが多いです。
プライベートと事業用の支払いを分けるためなのか、せっかく法人カードを作るならビジネスをしっかりサポートしてほしいのか、利用目的に応じてカードを選択しましょう。
ポイント還元率:普段利用するお店が高ポイント還元対象
年会費が同じくらいで、付帯サービスもそう変わらない2種類以上の法人カードで迷っているなら、ポイント還元率で選ぶのがオススメです。
利用可能額:経費の支払いに十分に対応可能か
1ヶ月の仕入れ額が多く、カード決済金額が200万円〜と大きくなりそうな業種の場合は、年会費やポイント還元率よりも、まず「利用可能額」「利用限度額」を確認して選びましょう。
実際に利用できる額は、個別審査によって決まりますが、法人カードの中には「限度額の目安や上限」を公表しているものがありますので、必ず確認しておきましょう。
支払い方法:分割払いの回数上限
法人カードは、一括払いのみの対応のものが多いです。
出費が多くなりがちな職種で、一度の支払いをできるだけ少なくしたい場合は、分割払いが設定可能で、かつ分割回数の上限が多いカードを選びましょう。
これを知らずに後から後悔している方もいるので、注意してください。
キャッシング枠:資金使途・金利面に注意
法人カードを選ぶ際には、キャッシング枠の上限金額や利用規約も重要なポイントです。
キャッシング枠を設定できるのか、いくらまで設定できるのかはカードによって異なります。
法人カードのキャッシング枠における利用使徒は、事業性資金のみと限定されているものがほとんどなため、プライベートの資金不足を補うために法人カードのキャッシング枠を利用しないよう注意しましょう。
また、キャッシング枠は金利が高いケースが多いため、利用する際は返済に困らないよう、利息や手数料を考慮して計画的に使うよう注意しましょう。
必要提出書類:現状ですぐに用意できるものか
法人カードの審査には、登記簿謄本や開業届、決算書などの様々な種類の書類が必要になる場合があります。
これらの書類は、事業の規模や形態によっては用意できないこともあり、その場合は申し込みができないため、すぐに用意できる書類かをしっかり確認しましょう。
開業から日が浅くても作れるか:事業年数の制約の有無
開業から日が浅いと、事業の安定性や信用力が低いと判断され、カードの審査に通りにくくなる可能性があります。
そのため、カードによっては「開業から一定の年数以上が必要」という制約が設けられている場合があります。
ですが、すべてのカードでこのような制約があるわけではないため、開業から日が浅くても作れそうなカードを探してみてください。
付帯・割引サービス:頻繁に利用するサービスが割引対象か
法人カードの中には、特定のお店・サービスの利用に対してポイントを多く付与するものがあります。
どんな付帯サービスがあり、どのくらい使うつもりか考慮した上でカードを選びましょう。
経理処理が楽になるか:会計ソフトやオンラインショッピングサイトとの連携有無
経理処理が楽になるカードとは、Web上で明細書の閲覧やダウンロードがしやすいカードや、クラウド会計ソフト・オンラインショッピングサイトと連携できるカードのことです。
これらのカードを使うと、事業の収支や経費の管理が簡単になります。
自身の事業環境で経理処理が一番楽になる機能を持つカードを選ぶのがおすすめです。
フリーランスにおすすめのクレジットカード4選
ここまで、法人カードについて解説してきました。
事業の内容や規模によって、法人カードが向いている方とそうでない方がいると思いますので、フリーランスにおすすめの個人カードと法人カードを、それぞれ2枚ずつご紹介します。
おすすめの法人カード
テックビズカード | 豊富なフリーランス向け特典
テックビズカードは、フリーランスに特化したクレジットカードで、フリーランス向けの特典がとても豊富です。
例えば、
・専属税理士が記帳・確定申告を月額5,500円(税込)でトータルサポート
・コワーキングスペース、プログラミング学習などのサービスがお得に利用可能
といった特典があります。
これだけの特典があるにも関わらず、初年度は年会費無料、以降は年会費2,200円(税込)で利用可能です。
三井住友ビジネスオーナーズ(ゴールド) | カード利用枠が最大500万円
三井住友ビジネスオーナーズは、開業したてのフリーランスにおすすめのクレジットカードです。
一般的な法人カードの審査では、登記簿謄本や決算書の提出が必要ですが、このカードはそういった書類審査が不要で、インターネットで簡単に申し込みができます。
また、カード利用枠最大500万円、ポイント還元率は最大1.5%、アプリで簡単に管理可能といった感じで、メリットが豊富です。
海外旅行傷害保険もついていて、最高で2,000万円も保証されるため、海外旅行を楽しみながら働きたいフリーランスの方にもおすすめです。
おすすめの個人カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス | 26歳までは年会費無料
セゾンブルーには、最高3000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)が付いています。
フリーランスとして働いていると、旅行しながら仕事をすることも多く、旅行先でパソコンやスマホが壊れたり、盗まれてしまった場合も保険が降りるので安心です。
そして、26歳になるまでは年会費無料、26歳以上の方は初年度年会費無料(2年目以降3,000円)で利用できるため、20代前半のフリーランスの方に特におすすめです。
リクルートカード | ポイント還元率が高く年会費無料
リクルートカードはポイント還元率が1.2%と高いです。
溜まったポイントはホットペッパーやじゃらんといった、様々なリクルートのサービスで活用可能です。
また、年会費も無料で審査も通りやすく、駆け出しのフリーランスにおすすめのカードです。
まとめ
以上、クレジットカードで後悔しやすい注意点と選び方のコツ、そしてオススメのクレジットカードを4枚ご紹介しました。
ぜひ、この記事を参考に、あなたに合った1枚を探してみてください。