えれなです。
今回は、
ライティングをする上で、
「テクニックよりも重要なこと」
についてお話ししようと思います。
最近、
7日間配信するメールマガジンを
作成するお仕事をいただいたのですが、
私の初稿はどう頑張っても30点。笑
修正依頼が毎日鬼のように返ってきます..
今回の案件で、
ライティングってこれめちゃくちゃ大事じゃん!
という気づきを言語化していこうと思います。
1.「テクニック」より大事なこと
ライティングをするとき、
ついつい上手な文章を書きたくて
型やテクニックに頼ってしまいがちです。
ですが、
小手先のテクニックばかり学んでいては、
いつまで経っても人の心を動かすような
「買いたい!」と思わせる文章は書けません。
では、
一体どんな点に気を付けたら、
読み手の心を動かすような文章を
書けるのでしょうか?
もちろん、
型やテクニックはとても大事。
ですが
型やテクニックが完璧だったとして、
もし商品のセールスポイントを
知らなかったらどうでしょう?
おそらく
商品が上手くイメージができないような
ぼんやりとした内容になってしまい、
「何となく良さそうなこと書いてあるけど
別に買わなくてもいいかな。」
といった感じで、
そのままメールを閉じられて
しまうかもしれませんね。
だから
小手先のテクニックではなく、
「これ買いたい!」
そう思ってもらえるような商品の”良さ”を
しっかりと伝えてあげることが重要です。
2.「欲しい!」と思わせる文章が書けない
「上手に文章が書けない…」
「そもそもいい文章って何??」
そんなことを考えながら
いつも文章を書いています。笑
「これでいける!」
そう思って書ききったつもりでいたのに、
「商品の良さが伝わってこない」
「この文章じゃ買いたくならない」
なんて言われてしまいます。
修正内容を確認すると、
確かに「欲しくなる」文章なんですよね。
この違いは一体なんなのか?
どんな点に自分の心が動いているのか、
これを考えながら再度修正内容を
確認してみることにしました。
3.顧客の心が動く文章を書くコツ
修正内容を確認して、毎回違いを感じるのは、
商品の「解像度」の高さです。
「こんな特徴があるのか」
「こんな良さがあるのか」
「他の商品との違いはここなのか」
などなど。
私の書いた文章とは違って、
文章を読むだけで商品の魅力が
スッと入ってくる感覚がありました。
どれだけライティングのテクニックを身につけようと、
商品の魅力をしっかりと語れなければ、
お客さんにどれだけ魅力的な商品なのか
その良さに気づいてもらうことはできません。
だから、
◼︎この商品がどんな人の役に立つのか?
◼︎この商品の特徴や魅力は何なのか?
◼︎この商品の開発者はどんな想いを持っているのか?
そういった
商品に関する知識をしっかりと深めることがとても重要です。
商品を深く知ることで、
お客さんが「欲しい!」と感じるような
商品自体や商品を手にした時の自分を鮮明にイメージできる
そんな魅力的な文章が書けるようになるわけです。
例えば、りんごを売ろうとする時。
【A.商品知識が乏しい人が売る場合】
「皮が赤い、香り高い、高級なりんごです。」
【B.生産者が売る場合】
「このりんごは、香り高い「むつ」という高級りんごです。10月中旬から下旬頃が旬のりんごで、青森県で多く栽培されています。袋をかけて育てると皮がきれいな赤色になりますが、袋をかけない場合はサンむつと呼ばれ、皮が黄色もしくは黄緑色になり、ほどよい酸味とシャキシャキした食感になります。」
あなたはどちらを買いたくなるでしょうか?
おそらく、Bを買いたくなると思います。
Bの方がより商品のイメージが湧き、
魅力的な商品だと感じますよね。
では、この文章にテクニックはあるでしょうか?
テクニックというよりかは、
わかりやすく詳細に商品情報が書かれているだけですよね。
商品について深く理解しているというのは、
これだけの違いを作ってしまうんです。
だから
ライティングのテクニックを極めるよりも、
「顧客心理」
「商品」
「開発者の想い」
こういったものを深く理解することがとても大事。
そうは言っても、
なかなかすぐには上手く書けるようになりません。
商品について理解を深めたところで、
◼︎適切な流れで文章をかけていなかったり
◼︎売りつけるような一方的な文章になっていたり
◼︎結論がなんなのかよくわからない文章だったり
ここでようやくライティングのテクニックが
必要になってくるわけなんですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
商品とライティングテクニックを理解したら、
とにかく書きまくって、フィードバックをもらって、
自分の文章が客観的にどう見えているのかを理解する。
そしてまた書き直す。
ひたすらこの繰り返しです。
とてもキツい作業ではありますが、
この作業をこなし続けることで
お客さんの心を動かす魅力的な文章が
書けるようになっていきます。
上司と同じ商品のセールス文を書いているはずなのに、
実際に書いた文章を読んでみると
商品への購買意欲に大きな差がある。
上司は、
「開発者の想いとしてこれがあるから、
ここの部分を伝えたくて、
この悩みに対してこの言葉をチョイスする」
みたいな細やかな事ができているのに対して、
私は商品理解が甘く、
細やかな表現がなかなか難しいわけです。
そういったことが全然できてないのが、
書いててめちゃめちゃしんどいです。笑
上司のライティングが「絵画」だとすると、
私のライティングは「パズル」のような感じ。
上司のOKをもらうために、
上司が思い描く絵を再現しようとして、
それっぽいピースをかき集めてきて、
ひたすらパズルを組んでる感覚で。
だから組む場所を間違えたりとか、
そもそも別のパズルのピースを持ってきちゃったりもして、
表現の仕方やゴールにズレが出てしまう。
何を伝えるのか、
そもそものゴールが不明瞭なまま
なんとなく書き進めているので、
“文章を書いている”
というより
”それっぽいワードを組み立てている”
という感じ。
ここを抜けないと、
お客さんの気持ちに寄り添えるような良い文章が
いつまで経っても書けるようになれない。
それに気づけた案件でした。
「しっかり文章を書いているつもりなのに、
なかなか上達しないと感じる。」
もしあなたが、
そんな悩みを抱えているのであれば、
商品に関しての理解も深めてみましょう。
「どれだけ熱量を持って売りたいと思えるか」
「どれだけお客さんの悩みを解決したいと思えるか」
そんなことを考えながら
ライティング力を鍛えていけたらなと思います。