えれなです。
前回はQUESTフォーミュラー
についてお話しました。
こういった法則を知った上で
広告や通販サイトなどを見ると、
QUESTフォーミュラーが
めちゃくちゃ使われているなと
気付いたかと思います。
そして、
あなた自身がこの技法によって
購買意欲を掻き立てられていた
ということにも気づくはずです。
今回は、その応用編。
QUESTフォーミュラーと
「GDTの法則」という技法を
組み合わせることで、
コピーライティングをより強力にする方法
これをお伝えしたいと思います。
前回と同じく、こちらも九九レベル。
説明できるくらい脳内に刷り込んで
完璧にマスターしましょう。
1.GDTの法則とは?
では、GDTの法則とは何なのか?
まず、前提として、
人の欲求は大きく分けて3つあります。
◼︎Goal(目標)
◼︎Desire(欲望)
◼︎Teaser(本性)
この頭文字を取って【GDTの法則】と呼ばれています。
前回、QUESTフォーミュラーという
セールスライティングのスキルについてお話ししましたね。
これをベースにして、
GDTの法則というものを組み合わせることにより、
より魅力的なセールス文が書けるようになります。
QUESTフォーミュラーだけでも
センスのいい人であればそれなりの文章になりますが、
この法則を理解することで、
より人の購買意欲を刺激することが
できるようになるんです。
人の「購買意欲」をくすぐるというのは、
人の「欲求」をくすぐるということ。
「人が何に欲求や欲望を感じるのか?」
これを理解しているかどうかが、
相手の欲望のくすぐり方が
上手いか下手かの分かれ道です。
なので、
人が何に欲を感じるか?
何を欲するか?
ということを理解する法則だと思ってください。
この法則をわかっているかどうかで
文章の魅力度合いがかなり変わるので、
しっかり理解しましょう。
では、順番に説明していきますね。
2.Goal(目標)
まず一つ目は、Goal。
人は誰しも、時間やお金をなるべくかけずに
楽をして物事を達成したいと考えます。
▼図にする
◼︎Save Time(タイム):時間をかけたくない
◼︎Save Effort(エフォート):努力したくない
◼︎Save Money(マネー):お金を使いたくない
時間をかけず、努力せず、お金を使わず、何かを得たい。
そういう生き物なんですね。
あなたも共感できるのではないでしょうか?
私はめちゃくちゃ共感します。
楽してパッと稼ぎたいです。笑
結果を手に入れたいし、成功したいって思うけど、
時間を使いたくない。
努力をしたくない。
お金を使いたくない。
人は欲張りな生き物ですね。笑
これを利用している典型的な例には、
ダイエット食品なんかがありますね。
例えば、「飲むだけで痩せるサプリ500円」みたいな。
「ぜったい痩せるわけないやん!」
と思うじゃないですか?
でも、「飲むだけ」と言われると、
努力したくない心をくすぐられるわけです。笑
痩せるっていう結果が得られる、
かつ500円っていう、
なるべくお金を使いたくないっていう心を
くすぐりに行ってます。
人が持つ欲望をピンポイントでくすぐりに行ってるから、
「嘘だー!」って思いながらも、
「500円だし」って買っちゃうわけです。
人の欲のくすぐり方をよくわかってますよね。笑
他にも、お金にまつわる詐欺商品も大体そうですね。
「毎日スマホ1分ポチッとするだけで月収30万円」とかね。笑
..んな訳あるかっ!ってね。笑
これも、時間を使わず努力もせずにお金を得たい
という人の欲をくすぐってるわけです。
逆にいうと、詐欺師たちというのは、
GDTの法則を死ぬほどよく理解してます。
ここをくすぐれば、
一定数の人たちは絶対買いたくなる
ってことを知ってるんですね。笑
なので、悪用される場合もありますが、
あなたは悪用せずに正しくビジネスに使ってくださいね。
こういった、
時間をかけず、努力せず、お金をかけず何かを得たい
という内容を文章のタイトルとかに
うまく入れ込むことが大事です。
タイトルに入れることによって、
タイトルの興味づけが強くなります。
QUESTフォーミュラーで
最も大事なのは一番最初の興味付けでしたね。
興味付けできるかというのは、
一発で欲をくすぐれるかということ。
「飲むだけで痩せるサプリ」
「毎日スマホ1分ポチッとするだけで月収30万円」
なんてタイトルを見ると、
みんな興味付けされちゃう。
だから、なるべく良い形でゴールを利用して、
人を惹きつけられるようになりましょう。
3.Desire(欲望)
そして二つ目、Desire。
人は時間やお金をかけてでも、
富や愛や快適さを求めます。
◼︎Greed(グリード):富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい
◼︎Lust(ラスト):愛が欲しい、性欲を満たしたい
◼︎Comfort(コンフォート):快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい
シンプルにいうと、
◼︎モテたい
◼︎人から認められたい
◼︎快適でありたい
◼︎悩みから解放されたい
といった欲求があります。
ちなみに、
この欲求は先程のGoalより強いです。
例えば、先程、
「飲むだけで痩せるサプリ500円」
の例を出しましたね。
これを買うときに人は悩むんですよ。
「いやぁ、500円かぁ」
「絶対怪しいけどどうしようかな」
って悩むわけなんです。
悩んだ挙句、
「えーい!ポチッ。」
って500円払うわけです。
一方、Desireはというと。
例えば、
◼︎認められたい
◼︎モテたい
◼︎チヤホヤされたい
なんて場合、
男性であればキャバクラで横に
可愛い女の子並べて、
こういった欲望を満たすわけです。
キャバクラなんて、
どう考えたって高いじゃん。笑
1時間1万円とか普通にかかる世界ですよ。
でも、それを払うときに
全然悩まないんですよ。
確かに、
お金かかること自体には
悩む場合はありますけど。
ここでさっきの
「飲むだけで痩せるサプリ500円」と
比較してみてください。
Desireの欲求の方が強いから、
かかる金額が高かったとしても
みんなお金を払っちゃうんです。
他のわかりやすい例としては、
「承認欲求」というものですね。
特に今の時代は、
これがキーポイントになるので、
しっかり理解しましょう。
ほとんどの人は
自覚症状がないんですけど、
現代人は承認欲求に突き動かされて
行動していると思った方がいいです。
これには、
時代背景が大きく関わっています。
例えば、戦争を経験した世代。
この世代は、
美味しいものが食べられて、
寝られる場所があって、
家族みんなで生きられたら幸せ、
というのがベースにあります。
人間としての生存欲求ですね。
基本的なものが満たされていれば
幸せっていう価値観です。
そこから生まれた子供は
戦争を一切経験せず、かつ、
高度経済成長の波に乗っかり、
最初から衣食住が
満たされて育ってきたため、
出世や名誉に対する欲求があります。
会社や学校など、
限られたコミュニティの中で認められたい
というのが強いわけですね。
だから、
いい会社に勤めて出世するという、
社会的地位こそステータスという
価値観を持っているわけです。
そして、
その世代から生まれた
平成・令和の世代というのは、
ネットの発達によりSNSが普及し、
認められたい場所が広がりました。
ネットを通して、
◼︎全く知らない人から賞賛されたい
◼︎いろんな人からいいねが欲しい
といった承認欲求を満たそうと
行動してしまうわけです。
SNSでいいねが欲しい方って
結構多いと思います。
典型的な機能でいうと、
インスタのストーリーですね。
投稿から24時間だけ表示される機能です。
これを何に使うかというと、
「投稿に残すほどではないけどみんなに知って欲しい」
そんな内容を投稿して
他人にアピールするわけです。
「すっぴんでごめんなさい🥺」
「ハーフツインしてみた🩷」
「メイクのノリ良すぎた✨」
「低気圧辛すぎだけどパフェで回復🫶」
みたいなものを発信するんですよ。
で、24時間後には消えてるみたいな。
これ、客観的に誰が見ても、
本当申し訳ないんですけど、
本当に本当に申し訳ないんですけど、
マジでクソどうでもいいことが多いですよね。笑
いや、フル加工じゃねぇか!笑
目意外キラキラでメイクどころか
顔面ほぼ見えてねぇわ!笑
みたいな。
だから何なん??っていう
マジでどうでもいい投稿が
溢れかえっているわけです。
でも、
なんでこのクソどうでもいいことを
みんなが載せるかというと。
それは、承認欲求なんですよね。
今自分がこういうことをしている、
どこにいるっていうのを
みんなに知ってもらいたい、認められたい、
っていう承認欲求なんです。
ストーリーをアップするときに、
サプリを買うときみたいにウジウジ悩まないんですよ。
承認欲求はめちゃくちゃ強い欲求なんで、
なんの抵抗もなくパッとストーリーに
アップしちゃうわけなんですね。
というように、
Goal(目標)という欲求も強いんですけど、
それ以上にこのDesire(欲望)
っていう欲求はもっと強い
ということを理解しておいてください。
あなたが意識してないところで
みんな承認欲求に突き動かされて
行動を起こしています。
これをわかっているかどうかがとても大事です。
インスタ映えを求めて出かけるのは、
おしゃれな所に行けばいいねが
いっぱいもらえるっていう、
承認欲求を満たすための行動なんです。
でもそれを、
「承認欲求を満たしたい」って言えないから、
「インスタ映えしたい」って言うわけです。笑
こういう社会で起きている現象と
このDesireという根源的な欲求を
ちゃんと比較して結びつけて
理解するのはとても大事。
なぜならば、
あなたは仕掛けられる側ではなく、
人を動かすために仕掛ける側に
ならなければならないので、
人が何に欲求を感じるかってことを
理解しなければいけないからです。
4.Teaser(本性)
そして最後3つ目、Teaser。
人は、
希少性の高いものや好奇心をくすぐるものに
弱いという性質もありますね。
Teaser(ティーザー)
◼︎Scarcity(スケアシティー):希少性のあるものが気になる
◼︎Curiousty(キュリオシティー):好奇心をかき立てられるものが気になる
◼︎Controvesy(コントロバーシー):反社会性、論争を巻き起こすような発言が気になる
さっきのDesireも
相当強い欲求なんですけど、
Teaserはそれを超えます。
本性というとちょっとわかりずらいんですけど、
人間としての逃れられない性ですね。
動物として生まれちゃった以上、
絶対逃れられないという欲求です。
細かく分けると、
◼︎Scarcity(スケアシティー)
◼︎Curiousty(キュリオシティー)
◼︎Controvesy(コントロバーシー)
の3つに分類できます。
まず、1つ目のScarcityは、
希少性のあるものが気になるというもの。
例えば、
世界で5本しか生産されなかった
腕時計だよって見せられたら、
なんかもうそれだけで
めっちゃ凄そうに感じるし、
めっちゃ気になりますよね。
希少性があるものって
気になっちゃうわけです。
これを利用しているのが、「限定」が付く商品。
「限定1000本しか生産しません」
「限定◯本で生産終了です」
「期間限定です」
とか。
「限定」と言われてしまうと、
人は購買意欲を掻き立てられます。
気になってしまいます。
2つめ、Curiousty。
これは何かというと、
簡単に言うとギャップですね。
人はギャップに弱いです。
例えば、
「元暴走族トップが猛勉強で東大に入って
今では熱血教師やってます」
みたいな人の本を出すと100%売れるわけですよ。
それは、
「東大卒の元暴走族教師」っていう
このギャップにやられるわけですよ。
一時こういう本が流行ったと思うんですけど、
好奇心を掻き立てられちゃってるわけなんですよね。
たまたま売れたんじゃなくて、
仕掛ける側はこれは売れるとわかっている。
それぐらいこれは戦略的なんです。
みんなその戦略に乗っかって
買わされちゃってるんですね。笑
ここを理解しましょう。
そして3つめ、Controvesy。
反社会性です。
人はダメって言われたことに弱いです。
例えば、不倫もそう。
社会的にダメだけど、
実際問題不倫している人って
めちゃくちゃいると思います。
ダメって言われるとやりたくなっちゃう。
子供だともっと素直なので、
中高生でタバコとかに手を出しちゃう子は、
ダメって言われるとやりたくなっちゃう
っていう反社会性をくすぐられてるわけです。
けど、小学生くらいの頃から
「タバコは良いものだよ」
って教えられて育ってたら、
おそらく吸わないですよね。笑
というように、反社会性って、
めちゃめちゃ強い欲求なんです。
4.まとめ
いかがでしたか?
このGDTの法則を知った上で
世の中の現象を順番に見ていくと、
そういうことか、と、
色々なことが紐解かれていくと思います。
この法則を売り込みの文章に
上手く混ぜるのがコツです。
例えば、一番くすぐりやすいのは、
目標の「お金・時間・努力」を
費やすことなく何かを得たい
って感情ですね。
また、
「インスタ映えする」という欲望や、
「限定」という本性なんかもくすぐりやすいですよね。
他にも、イベントの集客をしたい場合。
イベントを仕掛ける側は
何百人でも何千人でも来て欲しいわけです。
イベントの集客人数がイコール売上になるわけなので。
ただ、あえて、
「このイベントは限定20人です」
っていうことで逆に人が集まる、
というのを理解しましょう。
前回、QUESTフォーミュラーの中で
一番大事なのはQの惹きつけとお話ししました。
ここで絶対に
【GDTの法則】を入れた方がいいです。
あとは、最後のT、行動を促す部分。
ここでもGDTの法則は
絶対使った方がいいですね。
GDTの法則を理解して、
QUESTフォーミュラーの中に
ちょこちょこ入れていく。
人いうのは、びっくりするくらい簡単に、
素直に行動してくれるようになります。笑
今回の内容が理解できたら、
「LP一覧」と検索して、
世の中のLPではどんな風に
GDTを使っているか
ぜひ、分析してみてくださいね。
そして実際に、
QUESTフォーミュラーと
この法則を組み合わせた文章を
作ってみてください。
というわけで。
今回の法則をしっかり理解して、
ぜひ文章に生かしてください。
前回の記事を読んで
QUESTフォーミュラーの文章を
書いてみたのであれば、
そこにGDTの法則を組み込んで、
より魅力的な文章にしてみましょう。
さてさて。
次回も引き続き、
QUESTフォーミュラーの応用編です。
QUESTフォーミュラー×GDTの法則
についてしっかり理解したら、
次の記事に進んでください。
▼▼▼
「共感を得る」こことで人の心を動かす